マレー一人旅 1996

旅行がしたいー。
この頃のわたしは、切に思うようになった。影響は沢木耕太郎氏の本。

何度も何度も読み返した。読むだけでは物足りなくて、周りの友人にも薦めた。
そして、その本を貸した友人は、さっさと仕事を辞めて、旅行に出てしまったのだ。旅から届くはがき 、あるときはタイ、あるときはインド、あるときは中国…。次の行き先の領事館宛に返事をだして。。。

その当時すぐには旅行に行くことの出来なかった私は、代わりに友人が旅をしてくれているようなそんな気がし、その旅先からの手紙に書かれた出来事が楽しみだった。
その当時はインターネットも携帯電話もなかったのだ。今思うと、旅先からの葉書なんてとってもロマンチックではない?。それに、そういう時代に旅をしたというのは今のお気楽旅行とはぜんぜん意味が違うんじゃないか。

半年ほどして、友人は香港に「マックおごってぇ。」と戻ってきた。すっかり痩せこけて、すすが掛かったように黒い。
カンボジアの難民って言われても、信じちゃうくらいに。

そして、夏休みが取れた頃、私も同じくバックパッカーもどきの安旅を計画し始めた。
お守りがわりに、その子が半年間使っていたバックパックを貸してもらって荷物をつめ、私の体にはとうてい
不釣合いの大きいバックパックを背中に背負って出発。
ただの5日間の旅だけど。初めてのバックパック旅行。といっても、
これが私の最初で最後のなんちゃってへたれ軟弱なバックパッカー体験でした。

後日つづく。
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by miaomi | 2009-03-19 19:50 | 旅行  

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