お茶屋で対決

このところアジアの興味が、自分の中でちょっと違う所に向かっている、というか、何年かのサイクルでまたヨーロッパブームが私の中で展開。ま、なにが次にマイブームになるか判んないけど、熱しやすく冷めやすい私は、今はとりあえず現在夢中のマイブームに邁進しております。

それはさておき、このところお休みしていたお茶…また久しぶりに先日美味しいお茶を口にしてから、火がついてしまった。

そうそう、その火がついてしまった翌日、たまたままた広州で、面白いお茶合戦を楽しんだ。
話の発端は、單欉 という種類のお茶。このお茶も私のお気に入りのひとつ。

なぜ、單欉かと言うと、大陸でお茶を調達し始めるようになって、このお茶が嘘みたいに手軽に手に入ることを知ったから。香港でお茶を楽しんでいた頃は、このお茶があまりにも知られていなくて、近くの広東省で取れるとは思っていなかった。香港では実にマイナーな高価なお茶。初めて美味しさを知ったのは、香港ではあったが、大陸の華南に足を運ぶようになって、すごく身近なお茶になった。例の飲茶や食事の際のお供である工夫茶でも良く頼んで飲んでいる。

このお茶は、私のお気に入りの広東料理のひとつ、潮州料理のふるさとである潮州が産地のお茶である。
單欉の面白いところは、いろんな種類があるところ。他の茶葉にも種類はあるのだがその種類は大体が生産地の違いと言うのが多いのに対し、なんでもこのお茶のすごいところは、同じ場所で作っても樹の違いや仕上げ方の違いで、ぜんぜん味が違って来るのだそう。

まったく以前はお茶に興味の無かった広州人の友人が、私が薦めて初めて飲んだ、單欉 を気に入り、お茶に興味を持ち始めているようだ。

その友人に潮州人が営む御茶屋さんに連れて行ってもらった。
「この子は、お茶の味が判るんですよ」と紹介され、まさしく美味しんぼうの主人公さながら、そこでは、單欉のお茶対決が始まった。お茶屋さんが出してくる、多種類の單欉を試飲し私がえらそうに(時には通訳してもらって)薀蓄(うんちく)をたれるのだ。
お茶屋の店主が「う、これはすごい!お主そうとう飲んでるな?!」と舌を巻いてくれた。そして、「お茶の味の判る人間は、500人民元以上の食事しか、出来なくなる。」と言われた。お茶の味の判らない人は、20ドルの定食で十分なんだって。
そんな、お金が掛かる女になってしまった自分を恨む。な-んて、うそ。本当は広州でだったら、5元の麺だって十分美味しいのよ私は。

(おまけ)
私たちがとってもいい質問をした。
中国茶は大陸各土地で、それぞれ違うお茶の種類を育てている。そしてなぜ、その土地でずっとその同じ銘柄のお茶を生産し続けるのか?
まあ、お茶はそもそも農産物なので、気候や風土、土質などが影響するのだと思う。
でもその店主からは、「先祖からその土地で受け継注れたものを、我々は守る義務があるから」という、非常にかっちょイイ答えが返ってきた。
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by miaomi | 2009-11-05 23:22 | 中国茶  

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