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ケツ寿司

 香港でのつい先週の話であります。
知り合いの人に教えてもらってからというもの、私は結構気に入ってなん人かの友達を連れてきては宣伝活動に今まで従事して来たのだ。(誰にも頼まれちゃいないが。)
そういえば一番最初に連れて来てもらった時は、かなり日本語の流暢な、ジョークの分かるそれでいてテキパキ客あしらいのうまいお兄ちゃんがいたような気がするが、それ以来見かけない。従業員の質がだんだん悪くなってきたような気が…。
 ところで、その金曜日。私と友人はどうしても安くで美味しいお寿司が食べたくなって、X前寿司という、一時間待ちもざらという(まあほとんどがローカルの客)人気の回転寿司のお店に向かったが、その日も例に漏れず、待ち客が道にあふれていたので、諦めて向かえのビルに入っているケツ寿司を思い出し、『そうそう、見かけによらず、うまいところがあるんです。まあ騙されたと思って、一度食べてみてくださいな。』と、今回も誰にも頼めれちゃいないが宣伝部長を買って出たのである。
ところがである!おなかをすかせた私達は、座って一分も経たないうちにオーダー用紙に10皿ほど記入しすぐ、ウエイターの男の子に渡して、薄いお茶を啜りながら待つこと25分、え?私達より後にオーダーした隣の席の人に寿司が運ばれてるではないか…。回転寿司って早くて安いのがとりえじゃなかったっけ?ウエートレスがやっと私達が呼んでいるのに気がついてくれた30分経過。『私達、すごく長い間待ってるんだけど、オーダー確認してくれますか?』『お待ちください』 …待つこと5分 お姉ちゃんをずっと目で追っていたのだけど、コンピュータを少し覗きこんだだけで、ほかのテーブルのお茶を入れたりして、こっちに戻ってこない。もう一度呼んでみる『オーダーどうなってました?』すると『あ、いま作っているところなのでもう少しまってみて。』という、香港のレストランで一番不安になるというか、当てにならない答えが返ってきた。でも、まあそれを信じて、おなかも空いてるので、ベルトの上から流れてくるもののうち、ほしくもないけどとりあえずオーダーしていないホタテをひとつずつつまんで待ってみた。更に5分。まだ、10皿のうち一皿も、うちにはやってこない。
マネージャーおぼしき男性が後ろを通りかかったので、『あの…もう40分経っても一皿も来ないんですが…』『少々お待ちください』(もうかなり待ってるんだけど…)スタッフに耳打ちしながら
戻ってきた『どのウエィーターに渡されましたか?だれもあなたのオーダーを受け取っていません』『でも今用紙に書いてもらったら、優先で作ってあげますから。』と、『私達は男の子に渡しましたけど!』でも、従業員の男の子3人がいっせいに首を振る。もう、すでにオーダーしてから50分で、そんな態度とられても…遅すぎる!こんなに待つなら今頃X前であのまま待ってれば寿司にありつけてたかも。く、悔しい。
それに、頭にくるのは、一度も謝って貰っていないのだ。さっきの女の子に、『あなた、作っているところだって答えたよね、さっき。』悔し紛れに言うと、『私も自分で見たわけじゃなくて、ほかの子に頼んだの…。』(だから何?悪くないとでも言いたいのか!) 反論するのもばかばかしくなってきた。 
 
私達はもう一度オーダー用紙を書いてしまうと、なんだかこのアホどもに負けてしまうような気
がして、『もう要りませんから』空しくなり、席を立って店を出た。 誰にも頼まれていなかったけどケツ寿司宣伝部長願い下げだ!もちろん二度と来ないだろう。
こうなりゃ、日本でもっと安くて早くてうまくてサービスの行き届いた寿司屋に行ってやる!
どなたか、いい店ご存知ありませんか。

ケツ寿司とは トンローワンの某ショッピングセンターに出来た英語名の寿司屋。

by MIAOMI | 2007-08-01 03:29 | 食べ物  

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