あるスキャンダルの覚え書き

こっちに住んでからというもの映画はいっぱい見た。周りにも映画好きの友達がいっぱいいて、見たい見たくないにかかわらず、DVDが適当に回ってきたり。日本より比較的安く手に入るし、日本にはほとんどないVCDというもっと手軽なものもある。映画館で見るのも日本より安い。でも、私の中途半端な語学力では、100%せりふを逃さなかった映画なんていうものは
恥ずかしながら…ないと思う。(たぶん日系のレンタルショップなんていうものがあるんだろうけど、ものぐさな私はあんまり足を運びそうにない場所にあるそういうお店に出入りしたことがない。もはや、日本人失格。いや、映画がそれほど好きではないのかもしれないな。)
そうなると、映画レビューなんておこがましいことは到底無理だ。映画のせりふを適当にニュアンスで分かっているつもりでいても、その映画の意図とか、重要なキーワードを逃しているかもしれないのだから、えらそうに語ろうとしても、勘の悪い私では、ぼろが出てしまうのが落ちだ。
しかし、今回日本に帰った際に、見たいと思って逃していた映画を、日本字幕付きで見ることが出来た。うふふふ。これは、初の映画レビューが書けるぞー。

この映画、2人の演技派女優の競演というので、興味があった。
実は数年前、私の身近でもこの手の中年女性のストーカーチックなドラマが繰り広げられたことがあったのだ。その際、その女性同士の2人の間の問題にかかわりを持ってしまい、結果的には私もが精神的に追い詰められてしまった。そもそも、この映画に出てくるバーバラと同じような境遇の女性に、『わたしも独身である限りこうなる要素は否定できない』という恐怖にも似た気持ちから、同情して関わってしまったのがいけなかった。しかしながら、この映画を見た際、不覚にもまた、バーバラ女史に同じ感情を持ってしまったのだ。なぜなら、同じ女性として、痛いほどバーバラの孤独が分かってしまうから。
そして、ひょっとしたらもうひとりの私かもしれない、自立できていないシーバ。日常を過ごしている中でなにか満たされないものを感じ、必死でもうひとりの自分(本当の自分)を探す。行き着くところが15歳の男子生徒というのは極端に描かれ過ぎではあるけれど、こちらは世間知らずな意志の弱い女性。(花田美恵子さんもそうだったのだろうかと、ふと思う。)
ひとつ間違えれば、自分はどちらにもなりうる愚かな人間なんじゃないか。そう、とっても背筋の寒くなる映画。
でも、これって映画についてなにも語っていないから映画レビューと呼べないかも。
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by MIAOMI | 2007-10-24 01:49 | 映画  

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